ハンガリーのスーパーで「アサヒスーパードライ」を買いました
1987年に日本で発売されたアサヒスーパードライは、ハンガリーでも手軽に手に入る日本のビールです。ハンガリーのスーパーのSPARで安売り(AKCIÓ)してたので缶と瓶の両方を買ってみました。
アサヒスーパードライは、日本発の世界に誇る「さらりとした飲み口、キレ味さえる、辛口」のビール(アサヒビールHPより引用)という宣伝のとおり、スッキリとしたキレとドライな辛口が特徴的なビールなのでどんな料理にも合います。
ビールと言えばソーセージということで、粒マスタードと一緒にいただきました。暑い夏にキンキンに冷えたビールは最高ですね!
ちなみに、ビールグラスはブダペストで開催されたビールフェスタ(BELVÁROSI SÖRFESZTIÁL)の時に購入したグラスです。
ハンガリーでアサヒスーパードライを見かけるようになったのはここ2,3年かな?輸入しているのかな?と興味が湧いたのでちょっと調べてみました。
アサヒグループホールディングスの中央ヨーロッパ事業
アサヒビール株式会社は、2017年4月にヨーロッパの子会社Asahi Breweries Europe Group(アサヒブリュワリーズヨーロッパ)を設立しました。アサヒブリュワリーズヨーロッパは、アサヒグループホールディングスの中央ヨーロッパ事業です。
アサヒブリュワリーズヨーロッパは、ヨーロッパの何世紀にもわたる歴史をもつ醸造所を買収して継承しています。現在は、中央ヨーロッパ周辺の5か国で11の醸造所を運営しています。
国名 | 醸造所 | 国内順位 |
---|---|---|
ポーランド (Poland) | Kompania Piwowarska | No.1 |
チェコ (Czech Republic) | Plzeňský Prazdroj | No.1 |
スロバキア (Slovakia) | Plzeňský Prazdroj Slovensko | No.2 |
ハンガリー (Hungary) | Dreher Sörgyárak | No.1 |
ルーマニア (Romania) | Ursus Breweries | No.1 |
ハンガリーではドレへ―ル(Dreher)のビール工場(国内ナンバーワン)を買い取りハンガリー国内マーケットシェアは33%
ドレへ―ル(Dreher)はハンガリーで最も人気のあるビールの1つです。1854年にドレへ―ル(Dreher)醸造所が設立され、1980年代後半にはクーバーニャ(Kőbánya)で現在のドレへ―ル(Dreher)ビールを醸造し始めました。ドレへ―ル(Dreher)は、1900年のパリ万国博覧会で金メダルを獲得するなど、多くの国際見本市や展示会で成功を収めてきました。
日本で飲むスーパードライとハンガリーのスーパードライは味が違う?
ハンガリーでアサヒスーパードライを飲んだ感想は、日本で飲むアサヒスーパードライと同じ味がしました。スッキリとしたキレのあるビールはハンガリーでも美味しくいただくことができました。
アサヒブリュワリーズヨーロッパによると、「厳選された酵母菌株、麦芽大麦、米、最高品質のホップを独占的に供給していて、革新的な醸造工程において細心の注意を払って処理され、アサヒスーパードライがどこで提供されても同じ味を共有することを保証しています」ということでした。
水の硬度は日本と違うはずなのに同じ味を作り出すアサヒブリュワリーズヨーロッパは、高い技術力をもっている証拠ですね。
アサヒビールのみなさんありがとうございます。いつも美味しくただいています!!
日本とハンガリーのアサヒスーパードライの成分(100ml当たり)を比較
日本とハンガリーのアサヒスーパードライの成分(100ml当たり)を比較してみました。
成分(100ml当たり) | 日本のアサヒスーパードライ | ハンガリーのアサヒスーパードライ |
---|---|---|
アルコール分(度数)(alk) | 5% | 5.2% |
エネルギー (Energiatartalom) | 42Kcal | 41kcal (172Kj) |
タンパク質 (Fehérje) | 0.2~0.4g | 0.3g |
脂質 (zsír) | 0g | 0g |
炭水化物 (szénhidrát) | 3.0g | 2.8g |
塩 (só) | 記載なし | 0g |
日本のアサヒスーパードライもハンガリーのアサヒスーパードライもほとんど同じ成分ですが、ちょっとだけ成分が違うのが興味深いです。ハンガリーの表記に塩の欄がある所も、興味深いですね。