ブダペストの黄色いレトロな地下鉄M1 Földalatti
1896年に開通したブダペストのメトロM1(Földalatti)は、ブダペストで最初の地下鉄線で、Vörösmarty tér駅とMexikói út駅の間を運行しています。
ヨーロッパではロンドン(1863年)に次いで2番目の地下鉄ですが、ヨーロッパ大陸では最初に開通した地下鉄になります。
ミレニアム地下鉄(Millenniumi Földalatti Vasút)または小さな地下鉄(Kisföldalatti)とも呼ばれていたようです。
70年代まではイギリスの交通にならって左通行だったようですが、1973年に大規模な再建中にルートが延長されたのと同時に、ヨーロッパ(ブダペスト)の地上の右側通行と同じ右側通行に変更されました。
2002年にアンドラーシ通りと地下鉄(Földalatti)が世界遺産に認定
1996年の100周年のお祝いのために、1995年に駅と車両が改装されました。
駅は、床と壁の断熱材の交換し、壁はプラットホームを覆う茶色と白のタイルがZsolnayの工場から供給され、元のZsolnayのタイルと同じタイルで作ることで駅のオリジナルイメージが復元されました。
2002年にアンドラーシ通りとともに地下鉄が世界遺産に認定されました。
地下鉄(Földalatti)の駅
現在の11の駅のうち、8つは開業当時から存在していた駅で、3つは改装している間に新たに建設されたものです。
かつてのオペラ駅以外の駅には、地上の入り口にZsolnayのタイルで覆われた非常に豪華な入口がありました。例外的にオペラ駅に装飾がされなかった理由は、オペラハウスの景観が遮られることを避けるためでした。
M1メトロ(Földalatti)の駅名
- Vörösmarty tér (昔の駅名:Gizella tér)
- Deák Ferenc tér
- Bajcsy-Zsilinszky út(昔の駅名:Váczi körút)
- Opera
- Oktogon
- Vörösmarty utca
- Kodály körönd(昔の駅名:Körönd)
- Bajza utca
- Hősök tere(昔の駅名:Aréna út)
- Széchenyi fürdő(昔の駅名:Artézi fürdő)
- Mexikói út
Hősök tere(昔の駅名:Aréna út)とMexikói útの間にはかつて(昔の駅名:Állatkert (地上駅)が存在していたようですが、今は廃止されています。
現在も、タイル貼りの壁が綺麗な駅と趣ある黄色いレトロな車体の1番メトロ(Földalatti)は、ハンガリーの近代の歴史と伝統を感じることができます。ブダペスト訪問の際はぜひ乗車してみてください!